穢銀杏狐月

書痴の廻廊

事は起すに易く、守るに難く、其終りを全くすること更に難し。努力あるのみ。一途に奮励努力せよ。

夢路紀行抄 ―第二世代―

 


 夢を見た。


 想定外な夢である。


涼宮ハルヒ』シリーズの主要登場人物二名、キョン朝比奈みくるとが、何故か結婚し、子供をこさえ、その成長した長男が鶴屋さんの娘相手にラブコメってる――まあ、大筋はこんな具合いか。


 自分の無意識を問い詰めたくなったのは久々だ。


 率直に意味が分からない。なんでいまさら、『涼宮ハルヒ』?


 そりゃあ学生時代には熟読した――友人たちと示し合わせて、図書室に要望を出してまで――ものであったが。遠い昔の沙汰である。読書の趣味も、あれからずいぶん変化した。

 

 

 


 熱中した事実からして、ほぼ忘れかけていたというのに。


 鶴屋さんに至っては、目が覚めてから「そういやこんなキャラ居たなあ」と改めて懐かしさを感じるほどであったというのに。


 前日味わった刺激のうちの、いったいどれ・・が引き金となり、かかる記憶を呼び起こしたか、さっぱり見当がつかないのである。


「想定外」と軒先にぶら下げたのはその為だ。


 合理的な解釈は、どうにも下す術がない。


 それでも考えるのならば――ああ、きっと花粉の所為だろう。

 

 

 


 花粉の所為で酸欠気味の脳みそがバグった結果の産物と、無理矢理納得しておこう。


 実際問題、今年は特にひどい気がする。既に何箱、ティッシュ箱を空にしたやら。詰まり過ぎて逆流したはなみずが脳液に混ざったのかと思うほど、思考が鈍くて仕方ない。これだから春は厭なのだ。


 日本の山を杉だらけにした連中が、残らず地獄に堕ちますように。


 牛頭馬頭羅卒に差し入れをしたくなるほどに、私の憎悪は滾りっぱなしな状態だ。

 

 

 

 

 


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