穢銀杏狐月

書痴の廻廊

事は起すに易く、守るに難く、其終りを全くすること更に難し。努力あるのみ。一途に奮励努力せよ。

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情の泉、愛の花


 頭の中に鉄球がある。
 砲丸投げに使うような黒くて重い鉄球が、だ。
 ほんの少し首を傾けただけでもたちまちそいつが転がりはじめ、頭骨の内壁に衝突し、我慢し難い鈍痛を生む。


 ここまで酷い二日酔いは久々だ。


 昨晩、この二つをちゃんぽんした所為であろう。

 

 

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 次々に杯を重ねながら、かねてより興味のあったけものフレンズ』一期十二話をぶっ通しで観た。


 IQを溶かすと評判の高い本作である。アルコールとの併用で効果の重ね掛けを狙ったが、今にして考えるとこれは余計な小細工だったかもしれない。純粋に作品にのみ酔うべきだったか。


 この反省に至った経緯なんかも語ってみたいところだが、駄目だ、とても集中力が保てない。


 今日一日はとてものこと、何か意味のある、まとまった文章を書ける気がしない。胃潰瘍が再発しないといいのだが。まったく、何度繰り返せば気が済むんだこの阿呆め。


「酔い」の真っ只中にあった際、心地よく麻痺した神経細胞と指先で、衝動の命ずるままメモ帳に書き殴った文章を以下に載せる。今日のところはこれで勘弁して欲しい。

 


 情の泉に愛の花が咲き乱れている。
 これほど綺麗な世界を、よくまあ無理なく表現してのけたものだ。心の底から敬服する。
 なんということだ。
 なんという僥倖だ。
 なんというものを創るのだ。
 たつき監督ありがとう。

 

 

 

 

  


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