穢銀杏狐月

書痴の廻廊

事は起すに易く、守るに難く、其終りを全くすること更に難し。努力あるのみ。一途に奮励努力せよ。

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等々力渓谷探勝記

 

 都会の喧騒から手っ取り早く逃れたいなら、あそこ以上の場所はない――そんな触れ込みに背を押され、先日の午後、私は等々力渓谷を訪れた。

 

 

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 東急大井町線等々力駅から二分足らずでもうこの看板にぶちあたる。なるほど、確かに手っ取り早い。

 

 

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「23区唯一の渓谷」の風景。

 

 

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 このあたりのどもはよほど人馴れしていると見えて、私が如何に迫っても知らぬ顔の半兵衛を決め込み、地面を突っつきほじくり返して餌を探すのを止めなかった。

 

 

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 水の清さは想像以上。

 

 

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 その流れの中を、が悠々と泳ぎ回る。

 

 

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 稚児大師御影堂。奥に鎮座ましますは、幼き日の弘法大師空海の姿。

 

 

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 手水に紅葉が映えること、その絶妙さはとても言葉で表しきれない。ほとんど『隻狼』の一光景だ。

 

 

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 稲荷堂と不動の滝。

 

 

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 この滝の音の「轟き」が、「等々力」の地名の由来になったとする伝承もある。

 

 

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 その上方に目をやると、炎を背負った不動明王の仏像が。

 

 

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 階段を上り、等々力不動尊へ。見晴らし舞台の木の香りが快い。

 

 

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 不動尊境内。

 

 

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 振り返れば、まるで絵のように美しい眺めが。燈籠がいい味を出している。

 

 

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 前評判に嘘はなかった。胸を涼風が透り抜け、心の、魂の洗濯が成されたような実感と共に、私は等々力渓谷を後にした。

 

 

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