「正義という言葉は美しいが、鉄砲・機関銃・軍艦・飛行機はなお美しい。何故なら正義も、力の伴うにあらざれば空虚な言葉にすぎないからである」
ベニート・ムッソリーニの発言だった。
(猛獣とたわむれるドゥーチェ)
セオドア・ルーズベルトにも、よく似たセリフが見出せる。武力の後援なき正義なぞ、たとえどれほど立派な理念に基こうとも結局は、世の笑い草となるより外にないのだと、そういう意味の演説が。
棍棒外交の主催者と、イタリア半島の独裁者。この偉大なる帝国主義の権化ども。彼らは共に、真理を衝いていただろう。
力は眩しい。
兵器は綺麗だ。
アーマード・コアは美しい!
破壊と殺戮、闘争、暴虐。死をバラ撒くのに振り切った、寸毫たりとも媚びを含まぬその造形が、機能美の結晶でなくてなんだろう!
パッケージを見ているだけで、テンションがおかしくなってくる。
身体じゅうの血液が火酒に変化したみたく、細胞単位で高揚感に浸るのだ。
自分の中にまだこんなにも瑞々しい感動が秘め置かれて在ったとは――。
肉が甘酸っぱく疼き、脳がぼうっと熱をもつ。
この感じだ、戦争だ。
我らにはそれが必要だ。
満願成就は今ここに。一日千秋の思いで待った開戦の
「一秒でも長く生き、
一人でも多くの敵を殺せ」
旧陸軍の
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