穢銀杏狐月
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明治四十四年発行、『日本周遊奇談』を読んでいる。 「妖怪博士」、井上円了の著した本だ。 東洋大学の前身に当たる「哲学館」を創設した男でもある。 本書は円了の口述を人をして筆記させたものだけあって、非常に平易で読みやすい。 現代文を読み進めるの…
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