穢銀杏狐月

書痴の廻廊

事は起すに易く、守るに難く、其終りを全くすること更に難し。努力あるのみ。一途に奮励努力せよ。

旅に出ます。 ―エルデの王となるために―


 ついに。


 ついに、


 ついに!


 ついに!!


 ついにこの日がやって来た。


 令和四年二月二十五日、『エルデンリング』の発売日である。

 

 

f:id:Sanguine-vigore:20220225170031j:plain

 


 本日ただいまより暫くの間、私は音信不通になるだろう。エルデの王となるために、持てる力のありったけを注ぎたいのだ。脇目もふらさず没頭したい、それに値する作品と疑いもなく信じているから。


 ああもう辛抱たまらない。本当に待っていたんだよこの時を。今すぐにでも狭間の地に我が血痕を印したい。十九世紀――パックス・ブリタニカの下で、世界大英帝国の若き俊才、アーネスト・ベネットはいみじくも語った。「猟犬を使ってネズミを殺すとき、賞金付きの拳闘に見入るとき、針にかかったサケを泳がせるとき、あるいはまた、イスラム修道僧を狙撃するとき。ある晴れた日、われわれは何かを殺しに出かける。何と呼ぼうとかまわないが、この経験は人生の喜びの大きい要因であると。

 

 

Ernest Bennett 1932

Wikipediaより、アーネスト・ベネット、1932年撮影)

 


 いかにも然りだ、流石はジョンブル、卓見である。二十一世紀、高度情報化社会に棲息する我々は、この歓喜を電子の世界で思う存分堪能できる。飽き果てるまで、何度だって繰り返し。


 もっとも進んだ技術で以って、もっとも原始的な衝動を満たすのだ。なんと素晴らしい。これこそ人間の、人間らしい、人間が為すべき所業であろう。

 

 

f:id:Sanguine-vigore:20220225170243j:plain

 


 誰にも気兼ねする必要はない、死んだり死なせたり、大いにやろうじゃあないか。それでは皆様お元気で、私も元気にのたうち回って参ります。

 

 

 

 

 


ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
この記事がお気に召しましたなら、どうか応援クリックを。
 ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 本ブログ 古本・古書へ