穢銀杏狐月

書痴の廻廊

事は起すに易く、守るに難く、其終りを全くすること更に難し。努力あるのみ。一途に奮励努力せよ。

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高水三山の思い出

 

 台風十九号という「規格外」の襲来や実生活の慌ただしさ等、数々の要素が重なって、あまり山へ行けなかったことが今秋の憾みとするところである。


 が、それはあくまで「あまり」であって「皆無」ではない。


 たとえば、十一月中旬に登った高水三山。

 

 

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 奥多摩山域に聳え立つ、高水山・岩茸石山・惣岳山の三つの頂を踏むこの山行は、幸い天候にも恵まれて、実に快い思い出になった。

 

 

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 軍畑駅から徒歩で登山道へと向かう。このアクセスのしやすさも高水三山の魅力であろう。

 

 

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 暫くは整備されたアスファルト道を歩く。横を流れるこの川は、平溝川という名前らしい。

 

 

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 このような流木が随所に於いて見受けられた。台風十九号の影響だろうか。

 

 

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 登山道入口に到着。時刻は8時17分軍畑駅から、ざっと25分程度の道のりである。

 

 

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 山頂間近、朝陽の中の常福院。ここに限らず、信仰と結びついた山は数多い。
 嶮しい山道を登っていると、しぜん疲労が堆積し、思考が単純化して神を受け容れやすくなるのだろうか。そうした意味では、登山そのものが修行と言えよう。

 

 

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 常福院から少し上の休憩所。樹々がほどよく色づいている。

 

 

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 まずは高水山に到着。

 

 

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 高水~岩茸石山間からの眺望。列を成す鉄塔の向こう側に、平野と、街が広がっている。

 

 

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 山脈重畳せる光景とはこのことか。

 

 

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 岩茸石山に到達。高水三山の中では、ここの標高が一番高い。

 

 

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 山頂からの景色。息を呑むほど美しい。

 

 

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 岩茸石山~惣岳山間にて撮影。

 

 

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 伐採の跡が凄まじい。

 

 

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 惣岳山の頂上にて。10時34分撮影。この後、終点ゴールと定めた御嶽駅に着いたのが11時50分前後であったから、全体で4時間程度の山行になる。


 ほぼコースタイム通りといっていい。最後は「河辺温泉 梅の湯」にて汗を流し、すっきりした満足感に包まれながら帰宅した。

 

 

ヤマケイアルペンガイド 奥多摩・奥秩父

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