穢銀杏狐月

書痴の廻廊

事は起すに易く、守るに難く、其終りを全くすること更に難し。努力あるのみ。一途に奮励努力せよ。

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不老への憧れ

 

 朝目が覚めて、布団から起きて、腰に走った激痛に、危うく呼吸が停止しかけた。


 正確には右の脇腹の裏側が痛い。つまったようなと言うか、楔でも打ち込まれたかのような、と表現すべきか、とにかく尋常ではない痛み方だ。背骨からは外れているから、ヘルニアではないと思うのだが。


 寝相の所為か? どう寝違えれば、こんな痛みが発生するのか? 睡眠中の自分がどんな挙動を為しているのか、にわかに興味が湧いてくる。


 とりあえず湿布を貼ることで、痛みは若干軽減された。

 

 

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 いつか、何処かで読んだ本に――小酒井不木だったか?――「人間は不老長寿を目指さなければならない云々」との下りがあったのをおぼろげながらに記憶してるが、こうして肉体に不具合を来すたび、尤もだと文字通りに痛感される。


 息絶える寸前まで、完璧に自分の意のままにつつが なく駆動する身体が欲しいものだ。


 医学薬学の発達の先には、そういう技術も実現するのだろうか?


「永遠の命」に比べれば、随分とささやかな望みだと思うのだが、さて。

 

 

 

 

 


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