高い山はこちらが登れば登るほど、高く見える
―生田春月―
浅間嶺はいい山だ。
歩いていて、ひどく落ち着く。
本日、好天をもっけの幸いとして、この東京都・奥多摩山域南部に位置する903mの山に登って来た。
払沢の滝方面から入り、浅間尾根登山口へと抜けるルートである。
以下、行程をおおまかに記す。
07:40 山行開始
東京もここまで西上すると、まだ春がちらほら残っていた。
09:15 展望台着
展望台からの眺望。少々霞みがかっている。
こちらは去年訪れた際に撮ったもの。このときは、大気がおそろしいばかりに澄んでいた。
09:30 下山開始
不吉な音を立てる橋。下手に臆さず、さっさと渡ってしまうに限る。
11:05 下山
長く山から離れた場合、まずこの浅間嶺に登ると、不思議と次の山行も上手くいく。
ゲンを担ぐと言うやつだ。
霊威がどうこうとまでは言わないが、とにかく浅間嶺はいい山である。
下山後は数馬の湯で汗を流す。
緑に囲まれた雰囲気のいい温泉だ。
山の土手っ腹を仰ぎ見ながら露天風呂に浸かっていると、心身ともに凝りがほぐれるのが実感できる。
極楽、極楽、夢心地。まこと結構な湯であった。
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