穢銀杏狐月

書痴の廻廊

事は起すに易く、守るに難く、其終りを全くすること更に難し。努力あるのみ。一途に奮励努力せよ。

夢路紀行抄 ―呼吸困難―


 夢を見た。
 電子たばこと間違えて、殺虫剤を肺に入れる夢である。
 前後に色々あったはずだが、その一事が衝撃的過ぎて憶えていない。
 ところが夢でよかったと思う間もなく、目覚めるや否や喉に違和感。粘膜がささくれ立っているような、むず痒いような感覚が水を流し込んでも癒されない。鼻をかめば黄色いものが混ざっている。嫌な感じだ。


『1日外出録ハンチョウ』9話で大槻が言っていたような、「『押したら風邪を引くボタン』の縁をなで回されている感覚」とは正にこれを指すであろう。


 思い当たる節はある。ここ数日の異様な気温の乱高下だ。しかしこれほど敏感に、影響が肉体に反映されるとはどうであろう。自分は生命としてよほど劣等なのではないかと危惧したくなる事態ではないか。
 いや、まだ発病するとは限らない。ここからでも十分取り返しは効くはずだ。さしあたり、もしものときにと常備しておいた葛根湯を飲む。

 

 

 

 


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