夢を見た。
紫電閃く夢である。それも一本や二本ではない。突如としてこの関東平野の一角に、マカライボの灯台が如き稲妻の雨が出現したのだ。
至近距離に落ちた際、電化製品から飛び散った火花の鮮やかさを今なおはっきり記憶している。
が、ありようは何てことない。
酒に酔っぱらって明かりを消さずに寝た結果、ああいう夢を見ただけだ。何年かぶりの失態である。まぶしくてたまらないのも道理であった。外部環境が夢に及ぼす影響は、かくも大きい。
にしても、あれっぽっちの酒でここまで酔うとは甚だ意外、加齢による体質の変化とでもいうのだろうか?
浪費した電気代のことを考えると忸怩たる思いに囚われる。ああ、筋が痛い。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
この記事がお気に召しましたなら、どうか応援クリックを。
↓ ↓ ↓
エッセイ・随筆ランキング
にほんブログ村