穢銀杏狐月
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その日、北緯五十度線は忘れ難い客を迎えた。 北緯五十度線――南樺太と北樺太を分かつ線、すなわち大日本帝国とソヴィエトロシアの境界である。そこへ日本内地から、林学者がやってきた。樹相の若い適当な木を指差して、 「あれはどっちです、日本ですか」 と…
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