穢銀杏狐月
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ロシアの兵士は昔から、味方の負傷を喜んだ。 近場のやつが血煙あげてぶっ倒れれば、そいつを後送するために、きっと人手が割かれるからだ。ああ願わくば我こそが、光輝あふるるその任にあずかり賜らんことを。なんといっても合法的に前線を離れるチャンスで…
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