穢銀杏狐月
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北村某は汁粉屋である。 立地はいい。浅草観音の裏手に於いて、客に甘味を出していた。 店の敷地に榎の枝が伸びている。 根元は塀の向こう側、寺の境内こそである。 樹齢は古い。幹は苔むし、うろ(・・)となり、それでも季節のめぐりに合わせて艶やかな葉…
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