穢銀杏狐月

書痴の廻廊

事は起すに易く、守るに難く、其終りを全くすること更に難し。努力あるのみ。一途に奮励努力せよ。

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2019-09-06から1日間の記事一覧

井上馨と波佐見金山 ―明治四十四年の失態―

昨日紹介した『修養全集 11 処世常識宝典』には、実のところ渋沢栄一翁も小稿を寄せてくれている。 「叱言(こごと)の言ひ方」と題したその中で、翁は明治の元勲・井上馨を引き合いに出し、 叱言をいふ際には、必ず他人の居らぬ処ですべきである。故井上馨…