穢銀杏狐月

書痴の廻廊

事は起すに易く、守るに難く、其終りを全くすること更に難し。努力あるのみ。一途に奮励努力せよ。

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2019-05-06から1日間の記事一覧

武士たるものは

赤穂浪士四十七士の処分には、幕府も随分と悩んだそうだ。 とある伝承によれば、懊悩するあまり当時の将軍綱吉は、この事態をどう裁けばよいかと輪王寺宮に相談している。その顔つきや口ぶりから将軍の本心が義士に同情的であり、自分に彼らの命乞いをする役…