穢銀杏狐月

書痴の廻廊

事は起すに易く、守るに難く、其終りを全くすること更に難し。努力あるのみ。一途に奮励努力せよ。

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2019-03-30から1日間の記事一覧

神戸挙一伝 ―白石正一郎との比較―

【▼▼前回の神戸挙一伝▼▼】 ついでながら、筆者はこの神戸一郎によく似た男を思い出した。 下関の白石正一郎がそれである。 彼が平田国学の徒となって勤王の志に目覚めたのは四十を過ぎてからのことであったが、その熱心さは最も血の気の多い青年層と比べたと…